とってもいい車だった。
若気の至りで購入(オーバーローンで乗換!)し、その後もローンに苦しみながらも乗り回し、10万キロを走った。
しかし、最後は持ち主がうつ病で働けなくなり、任意整理で引き上げられるという悲しい幕切れとなる。
さようなら、、、
この記事を書いている今、ちょうど債務整理について弁護士さんに相談して着手金を払ったところ。
帰る途中に、弁護士さんからラインがあり
オリコに受任通知を送ってもよいでしょうか?送るとすぐ引き上げになると思います。
とのこと。
引き上げになると事前に聞いていたが、実際に引き上げをされることになると、なかなかシミジミときてしまう。
思えばかなり無茶をして買った。かな〜りいろいろな思い出があり、いろいろな人を乗せた。
一人で走っていて泣いた日もあったし熱唱した日もあったし、パンクしてスバルの工場で直してもらった日もあったなあ。
走りも、キビキビって感じじゃなくゆったりと上品な感じだったなあ。すごい坂道でも、余裕で走ってますよ?みたいなところが好きだった。( 実際は結構くるしそうだった)
結婚を考えていた恋人もMAZDA3の助手席が好きだった。
夜にドライブに出かけると、ゆったりとした乗り心地のせいですぐに寝てしまって、ラジオを聴きながら1人で運転していることの方が多かったなあ。
いまやうつ病で、その恋人もマツダも失うことになるとは。大切なものたちよどこへ行くのだー。
かっけー車だった…。
とがった顔面がかっこよくて、かと思うと、お尻のプリッとしたラインもかっこよかった。
うつ病になって薬の副作用で車が運転できなくなってからも、街なかで見ると目で追ってしまうようなかっけー車だった。
自分が買ったときはまだあまり世間に知られていなくて、ドヤ顔で走ったものだが、最近世間にバレはじめたのか、街で見ることもかなり増えたり。
自分が買った時になかったゴールドみたいな色がめっちゃかっこよくて、ぐぬぬとなったりもする。
家族で乗っていたりすると後部座席の狭さに苦しめと思ったりもした。

結末こそアレですが
若気の至りの責任を債務整理で取る、というアホみたいな結末ですが、MAZDA3に乗れていたことは本当にサイコーな日々だった。
しっかり成熟したおじさんになったらまた買おうっと。
次は若気の至りレッドじゃなくておじさんなりの色にしよう。
未練たらたらの記事になってしまった。
ホントいい車でした。見た目が好きなら絶対おすすめ。



